ID不要 サイトにアクセスするだけでビデオ・音声通話ができるappear.in

インターネットで電話をするならLine、ビデオ通話・会議をするならハングアウトやSkypeが定番ですね。

親しい人や仕事関係の人ならそれでいいですが、あまり親しくない人や、メインで使っているアカウントを知られたくない人とやり取りする時はどうするか。

普段使うものと、親しくない人とのやり取りに使うためのアカウントを持てばいいですが、それはそれでわずらわしい。

そんな時に便利なのが、ビデオカンファレンスサービス  “appear.in” です。読み方は「アピアーイン」。

appear.inはブラウザさえあれば使えるビデオチャットシステムです。ブラウザの機能を使って通話をするため、機能拡張・プラグインも不要。

会員登録もログインも不要。

指定されたURLに移動するだけでビデオ・音声通話やチャットができます。

インターフェースは英語ですが、入力は日本語が使えます。

プレミアムサービスやClaimについての詳しい説明はこちら

appear.inのより詳しい使い方
appear.inのより詳しい使い方です。基本的な使い方と仕組みはこちらClaim a room 現在入っている部屋のオー...

appear.inの特徴

appear.inでは、好きなURLでアクセスすると、そのURL用の部屋(ROOM)が作られます。

あなたが好きなURL、例えば https://appear.in/yourname という部屋を作ったとします。通話したい相手にあなたの作った部屋のURL「https://appear.in/yourname」を伝え、ブラウザでそのURLにアクセスしてもらうと、自動で通話が開始されます。

1つの部屋には最大8名まで入ることができ、同時通話が行なえます。

本当になんの準備も要りません。IDから検索してもらったり、ログインIDを取得してもらう必要もなし。

ただURLを教えるだけ。

機能拡張・アドオンも不要なので、出先のPCからでも気兼ねなく通話することができます。

スマホからの通話

スマホからも使えますが、iPhone/iPadはアプリが必要です。

◆Androidならスマホ用Chromeからアクセスするだけで、PCと同様に使うことができます。

 Android用アプリ

◆iPhone・iPadはブラウザからアクセスできないため、アプリが必要になります。アプリからのアクセスでもログインは不要です。

 iPhone / iPad アプリ

通常はログインすることなく通話できます。

しかし恒常的にそのRoom(URL)を使いたいなら、その部屋のオーナーはログインしてClaim(使うと主張)する必要があります。

appear.inの基本的な使い方

部屋(Room)の作成

トップーページで[https://appear.in/~]の~以下に好きなURLを入力するだけ。

最初にそのURLを使った人が部屋のオーナーとなり、部屋への出入りを規制(ロック)することができます。

すでに利用されている部屋のURLを入力すると、その部屋は存在していると表示されます。存在している部屋にはURLを直接入力することで入室できます。

部屋が作成できたら、あなたの通話したい相手に部屋のURLを伝えます。

通話相手がブラウザからあなたの部屋URLにアクセスすればそのまま通話が開始されます(『通話開始』のボタンはない)。

デフォルトではマイク・ビデオ入力がオンになっています。寝起きやスッピン時の利用は注意してください。

画面説明

カメラとマイクのオン・オフ

画面下中央の操作パネルで行います。マウスを移動させると表示されるので、1クリックでオン・オフが切り替えられます。

画面共有

画面共有には機能拡張が必要です。Chromeで画面共有するには、ユーザーによる明示的な許可が必要なため、エクステンションで許可を得る手続きをしているだけです。

退室

appear.inの部屋を開いているタブを消すだけで退室扱いになるので、退室ボタンを押さなくても構いません。

機能拡張

画面の共有(Share Schreen)にはブラウザの機能拡張が必要です。

機能拡張を入れた上で画面を共有すれば、あなたのモニターに表示されている画面の好きな場所を参加者に見せることができます。

Chrome Store
 appear in screen sharing plugin(画面共有プラグイン)

appear.inの仕組み

appear.inはWebRTCという技術を利用して、データのやり取りは参加者の端末同士で行わせる枠組みで運用されています。

WebRTCはブラウザの標準機能として搭載されているため、機能拡張も不要で通話できる仕組みとなっています。

インターネット上で使える通話サービスの多くは、サーバーを介してデータのやり取りを行っています。

あなた サーバー  相手

一方、appear.inではサーバを介することなく、あなたと通話相手のデータのやりとりを直に行わせます。そのため、サーバーの処理能力によって通話品質が左右されることがありません。

通話データはあなたと通話相手で直接やりとりするため、サーバーに送られることはありません。また、WebRTCでは通信にDTLSという暗号化プロトコルが採用されているため、安全な通話ができるようになっています。

appear.inの役割は、あなたと通話相手が直接通話するための手配することだと考えると分かりやすいです(マッチングといいます)。

アクセスした情報はもちろん残りますが、appear.inが把握できるのはただそれだけ。

Room(部屋)内でやりとりしたテキストチャットはサーバーに送信・保管されますが、参加者全員が退室すると、一定時間後にサーバーからも削除されてしまいます。

appear.inは、通話したい人たちを結びつけるだけなので、ユーザー同士で行われる通話やコミュニケーションには関与しようがない仕組みになっています。

appear.inの個人情報の扱いは大丈夫?

馴染みのないサービスを初めて使う時は、個人情報がどう扱われているか心配になりますね。

appear.inはノルウェーの大手通信会社 “Telenor” のグループ会社、”Telenor Digital” の社内起業チームにより開発・運営されています。

Telenorはノルウェー政府が出資(54%)している会社なので、個人情報が変に扱われる危険はないものと考えて大丈夫。

ビデオ通話は通話者同士でデータを直接やり取りするため、仕組み的にappear.inは蓄積も収集もできません。

まとめ

appear.inはURLを教え合うだけでチャットができる手軽さが魅力です。履歴も残らないし、IDも不要なので、ネットで知り合ったばかりのよく知らない人と、最初にやり取りする時にも重宝します。

有名人が、道ならぬ恋のやり取りにLineを使ってバレてしまった報道を目にすると、appear.in使ってればばれなかったろうに、と思うことがあります。

ブラウザのシークレットモード・プライベートモードを使ってappear.inを利用していれば、少なくともPCやスマホの履歴を見られて不倫が発覚することはないはず(appear.inのサーバーにはアクセス記録は残るけど)。

不埒な使い方はさておき、appear.inはビジネス向けチャットサービス『Slack』で連携させて使われるなど、信頼性の面でも定評があります。

手軽・安心・信頼の三拍子揃ったサービスなので、機会があったら試してみて下さい。

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