PC版 Chrome が重いときの対処法
PC版 Google Chrome が重いときの対処法はメモリ(RAM)を足すのが一番早いです。が、そうもいかなかったり、メモリが十分でも”もったり”することもあるので、軽くする方法をば。
Chromeが重くなる主な原因は4つ。
- 機能拡張が多い
- キャッシュが肥大化している
- ブックマーク数が多い
- 履歴が多い
ケースごとに確認していきます。
メモリが4ギガでどうやっても重い!というケースなら、閲覧だけは機能拡張を使うのを諦めて、有料になりますが Puffin on Windows を使うのがおすすめ。
起動時から重い
起動時から重い現象は Chrome に多くの情報が格納されているために発生します。対処法は単純で、情報を減らすこと。
- 機能拡張削除
- キャッシュ削除
- 履歴削除
- ブックマークを減らす
機能拡張の削除
機能拡張を使うとブラウズが便利になりますが、インストールすればするほど重くなります。
機能拡張はメモリを使うばかりでなく、処理速度にも影響します。使わない機能拡張は徹底的に削除しておくと快適になります。
キャッシュ・履歴の削除
キャッシュと履歴の削除はてきめんに効果があります。
特にキャッシュは上限を設定できないために肥大化する傾向にあります。定期的に消すことをおすすめします。
Ctrl+ Shift + Delete
でキャッシュ削除オプションが起動します。
消すのは次の2項目。
- 閲覧履歴
- キャッシュされた画像とファイル
ブックマークの削除
ブックマークは呼び出しさえしなければほとんど影響はありませんが、増えるとやはり起動が遅くなります。
登録した覚えがないものが気づかないうちにブックマークに入っていることも多いので、不要なものは削除します。
Chrome標準のブックマーク管理は使い勝手が悪いので、大量のブックマークを整理するなら Neeter Bookmarks という機能拡張がおすすめです。
タブをたくさん開いて重くなった
調べ物をしていてタブが50個、60個になると、ChromeばかりかPCの動作が鈍くなることがあります。そんな時はChromeの使用しているメモリを開放すればOK。
いずれの方法も隠れているタブの使用しているメモリを開放するため、次にタブにアクセスするとリロードが発生します。
方法1 Chromeのメモリ自動開放機能を使う
Chromeの自動メモリ解放機能をオンにすると、PCの残りメモリが少なくなった時に自動で隠れたタブのメモリーを開放してくれます。
タブの使っているメモリを開放する順位には優先度があり、基本的に古いものから開放してくれるので快適に使えるようになります。
自動開放機能を有効にする方法
自動開放はAutomatic tab discardingという機能で、URLバーに下のアドレスを入力すると表示されます。Enableにして再起動すれば有効になります。
chrome://flags/#automatic-tab-discarding
正式には採用されていない試験段階の機能のため利用は自己責任になります。
方法2 メモリ開放の機能拡張を使う
「Browser memory cleane」という機能拡張を使えば、機能拡張のボタンから自分の好きな時に消すことができます。
ゲームをしていて重くなった
Flashゲームを遊んでいて重くなったならキャッシュ削除で改善されるかもしれません(要再起動)。
Ctrl+ Shift + Delete
でキャッシュ削除オプションが起動します。
消すのは次の2項目。
- ブラウジング履歴
- キャッシュされた画像およびファイル
ページ速度を早くする一般設定
一般的な設定項目による高速化です。
プライバシーとセキュリティ
ページをプリロードして、閲覧と検索をすばやく行えるようにしますを「有効化」
アクセスしたページにあるリンクから、次にクリックされる可能性のあるページを予測して読み込む。
事前読み込みをするので早くはなるがトラフィックは増える。また読み込んだ先のクッキーも設定される。
言語設定
スペルチェックを「無効化」
ページの表示速度には関係ありませんが、入力したテキストのスペルチェックをするため遅延が生じます。
使っているうちに重くなったらGPUプロセスを終了
flags という Chrome のオプション設定のページにいただいたコメントで、GPUプロセスを終了させると一時的に軽くなるという情報を頂きました。長く使っているとGPUプロセスが重くなって暗転して、回復することがあります。それを意図的にする方法のようです。
これ、効果あります。
Shift + ESC キーから起動。またはChrome右上メニューから、[その他ツール] > [タスクマネージャー]を選択。
開いたウインドウで「GPUプロセス」を選んで[プロセスを終了]を押す。画面がしばらく暗くなりますが、復帰すれば軽くなります。
どうしても軽くならなければ再起動
ブラウザに限らず、使っているうちに重くなるのはある程度は仕方ないと割り切る必要があります。基本的にメモリをたくさん消費するので、メモリが少ないPCをお使いならメモリを増設すると改善されるかもしれません。
開いていたタブは、再起動後に〔メニュー〕>〔履歴〕>〔最近閉じたタブ〕
からまとめて再表示させられます。
ディスカッション
コメント一覧
初めまして。Chromeが重くまた、接続を待機とか諸々が長く、また、Wifiとの接続が頻繁にきれ(ルーターにはつながっているがネットがない状態)参考にさせていただきましたが、当方のChromeバージョン: 75.0.3770.142ですが、記事中の「予測サービスを使用してページをより迅速に読み込む」がプライバシーとセキュリティにありません。
仕様変更?私のChromeが異常?何かお分かりでしたら宜しくお願いします。
当方のChromeのプライバシーとセキュリティにある項目
---------------------------------------------------------プライバシーとセキュリティ
同期と Google サービス
プライバシー、セキュリティ、データ収集に関連するその他の設定
Chrome へのログインを許可する
この設定を無効にすると、Chrome にログインすることなく Gmail などの Google サイトにログインできます
閲覧トラフィックと一緒に「トラッキング拒否」リクエストを送信する
お支払い方法を保存しているかどうかの確認をサイトに許可する
ページをプリロードして、閲覧と検索をすばやく行えるようにします
Cookie を使って設定を保存する(これらのページにアクセスしない場合も Cookie が保持されます)
証明書の管理
HTTPS / SSL の証明書と設定を管理します
セキュリティ キーの管理
セキュリティ キーをリセットして PIN を作成します
サイトの設定
ウェブサイトに使用を許可する情報や、表示してもよいコンテンツを管理します
閲覧履歴データの削除
閲覧履歴、Cookie、キャッシュなどを削除します
上のサイトの設定をクリックしても「予測サービスを使用してページをより迅速に読み込む」がありません。
高木さま
はじめまして。
同じバージョンで確認したところ「予測サービスを使用」消えてますね。
急いで差し替えます。すみませんでした。
——–
「ルーターにはつながっているがネットがない状態」
これは原因を探すのが大変そうですね。
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