PC版 Chrome が重いときの対処法

2017年11月10日chrome,ブラウザ

PC版 Google Chrome が重いときの対処法はメモリ(RAM)を足すのが一番早いです。が、そうもいかなかったり、メモリが十分でも”もったり”することもあるので、軽くする方法をば。

Chromeが重くなる主な原因は4つ。

  1. 機能拡張が多い
  2. キャッシュが肥大化している
  3. ブックマーク数が多い
  4. 履歴が多い

ケースごとに確認していきます。

メモリが4ギガでどうやっても重い!というケースなら、閲覧だけは機能拡張を使うのを諦めて、有料になりますが Puffin on Windows を使うのがおすすめ。

起動時から重い

起動時から重い現象は Chrome に多くの情報が格納されているために発生します。対処法は単純で、情報を減らすこと。

  • 機能拡張削除
  • キャッシュ削除
  • 履歴削除
  • ブックマークを減らす

 

機能拡張の削除

機能拡張を使うとブラウズが便利になりますが、インストールすればするほど重くなります。

機能拡張はメモリを使うばかりでなく、処理速度にも影響します。使わない機能拡張は徹底的に削除しておくと快適になります。

クローム機能拡張

 

キャッシュ・履歴の削除

キャッシュと履歴の削除はてきめんに効果があります。

特にキャッシュは上限を設定できないために肥大化する傾向にあります。定期的に消すことをおすすめします。

CtrlShift + Delete

でキャッシュ削除オプションが起動します。
消すのは次の2項目。

  • 閲覧履歴
  • キャッシュされた画像とファイル

 

ブックマークの削除

ブックマークは呼び出しさえしなければほとんど影響はありませんが、増えるとやはり起動が遅くなります。

登録した覚えがないものが気づかないうちにブックマークに入っていることも多いので、不要なものは削除します。

クロームブックマーク管理

Chrome標準のブックマーク管理は使い勝手が悪いので、大量のブックマークを整理するなら Neeter Bookmarks という機能拡張がおすすめです。

>>Chrome Web Store

 

タブをたくさん開いて重くなった

調べ物をしていてタブが50個、60個になると、ChromeばかりかPCの動作が鈍くなることがあります。そんな時はChromeの使用しているメモリを開放すればOK。

いずれの方法も隠れているタブの使用しているメモリを開放するため、次にタブにアクセスするとリロードが発生します。

 

方法1 Chromeのメモリ自動開放機能を使う

Chromeの自動メモリ解放機能をオンにすると、PCの残りメモリが少なくなった時に自動で隠れたタブのメモリーを開放してくれます。

タブの使っているメモリを開放する順位には優先度があり、基本的に古いものから開放してくれるので快適に使えるようになります。

自動開放機能を有効にする方法

自動開放はAutomatic tab discardingという機能で、URLバーに下のアドレスを入力すると表示されます。Enableにして再起動すれば有効になります。

chrome://flags/#automatic-tab-discarding

正式には採用されていない試験段階の機能のため利用は自己責任になります。

 

方法2 メモリ開放の機能拡張を使う

「Browser memory cleane」という機能拡張を使えば、機能拡張のボタンから自分の好きな時に消すことができます。

>>Chrome Web Store

 

ゲームをしていて重くなった

Flashゲームを遊んでいて重くなったならキャッシュ削除で改善されるかもしれません(要再起動)。

CtrlShift + Delete

でキャッシュ削除オプションが起動します。

消すのは次の2項目。

  • ブラウジング履歴
  • キャッシュされた画像およびファイル

 

ページ速度を早くする一般設定

一般的な設定項目による高速化です。

 

プライバシーとセキュリティ

ページをプリロードして、閲覧と検索をすばやく行えるようにしますを「有効化」

chrome プリロード

アクセスしたページにあるリンクから、次にクリックされる可能性のあるページを予測して読み込む。
事前読み込みをするので早くはなるがトラフィックは増える。また読み込んだ先のクッキーも設定される。

 

言語設定

スペルチェックを「無効化」

chrome スペルミスを解決
ページの表示速度には関係ありませんが、入力したテキストのスペルチェックをするため遅延が生じます。

 

 

使っているうちに重くなったらGPUプロセスを終了

flags という Chrome のオプション設定のページにいただいたコメントで、GPUプロセスを終了させると一時的に軽くなるという情報を頂きました。長く使っているとGPUプロセスが重くなって暗転して、回復することがあります。それを意図的にする方法のようです。

これ、効果あります

Shift + ESC キーから起動。またはChrome右上メニュークロームメニューアイコン ボタン menuから、[その他ツール] > [タスクマネージャー]を選択。

開いたウインドウで「GPUプロセス」を選んで[プロセスを終了]を押す。画面がしばらく暗くなりますが、復帰すれば軽くなります。

Chrome GPUプロセス

 

どうしても軽くならなければ再起動

ブラウザに限らず、使っているうちに重くなるのはある程度は仕方ないと割り切る必要があります。基本的にメモリをたくさん消費するので、メモリが少ないPCをお使いならメモリを増設すると改善されるかもしれません。

開いていたタブは、再起動後に〔メニュー〕>〔履歴〕>〔最近閉じたタブ〕

からまとめて再表示させられます。