Luxeritas に合わせた LiteSpeed Cache プラグインの設定
Word Press のキャッシュ系プラグインは嫌われることが多いですが、ログイン状態ならキャッシュを使わないようにできるため、きちんと機能さえしていればブラウザキャッシュに悩まされることがなくなるというメリットがあります。
とくに Luxeritas に書かれている高速化用 .htaccess を追記した人はブラウザキャッシュが効くため、プラグインの「ログインユーザーは除外」にしておくとCSSの編集も簡単になります。
話しは少し飛びますが、このサイトが置いてあるレンタルサーバ Mixhost では Litespeed という自転車、じゃなくてApache互換の高速なサーバが使われています。
Litespeed は .htaccess が使えたりphpの処理が早かったり、次世代のプロトコル HTTP/2 にも対応しているという優秀なサーバです。このサーバの開発元、なんとLitespeed サーバ専用の WordPress用キャッシュプラグイン、"Litespeed Cache"を提供しています。
“Litespeed Cache" はサーバの開発元が提供している専用プラグインだけに機能が統合されていて、Wordpressのキャッシュばかりかブラウザキャッシュの設定までもプラグインの設定画面から行える優れものなのです。
キャッシュばかりでなくHTMLやCSSの圧縮・結合からウェブフォントの読み込みを遅延させたり画像の遅延ロード(Lazy Load)もできるという多機能ぶり。統合キャッシュプラグインという感じです。
事実上使えない機能もあるので万能というわけではないのですが(たとえば画像遅延機能は「画像のある場所が画面に達してから描画」するため文字通りの「遅延」表示となり実用に耐えない)、圧縮や結合ができるため Autoptimize のようなプラグインも不要になったりします(Autoptimizeの方が使い勝手がいいから使っていましたが)。
それはそれとして、Luxeritasについてる圧縮機能とLiteSpeed Cache の圧縮機能の食い合せがわるいような気がしたので設定を見直してみました。
Luxeritas にして以後の設定
CSSの圧縮や結合はトラブルになりやすいので全部外してほとんどデフォルト状態にします。Luxeritasで圧縮・結合をしていないなら圧縮はオンにしてもいけるとは思いますが、よほどプラグインが多くない限りLuxeritasの圧縮を使うほうがいいです。
[2]キャッシュ制御の設定
基本ここだけやっておけばOK。
- ログインしたユーザーをキャッシュ
- ログインページをキャッシュ
- モバイルをキャッシュ
この3つをオフに。それ以外は全部オン。
Luxeritas は完全レスポンシブなのでモバイルをキャッシュは不要です。ログインしたユーザのキャッシュは、サイトをいじるときだけオフにすればいいので、どちらでも構いません。
[5]最適化の設定
- CSS HTTP/2 プッシュ
- JS HTTP/2 プッシュ
この2つ以外全部オフ。
「HTML 圧縮化」と「JQueryを除外する」は圧縮をしていなければ関係ないのでどちらでも構いません。
CSS・JSの圧縮や結合は全部オフ。非同期は絶対外すべし。
[6]チューニング
- クエリ文字列を削除
- Google フォントを非同期に読み込む
この2つをオンに。
Google フォント読み込み遅延は影響がでることもあるので、支障があればオフに。
圧縮・結合はいじらない方がいい
圧縮・結合はLuxeritasにまかせて、Litespeed Cacheはサーバの機能だけ設定するのがよさそうです。これで早くなりました。どこかでエラーが出て遅くなっていたのかも。
Litespeed サーバの使える Mixhost と JetBoy をご利用で、いまひとつスピードスコアが出ないとお悩みなら、Litespeed Cacheの設定を 見直してみるといいかもしれません。
ちなみに「ログインユーザはキャッシュを使わない」にすると、キャッシュを使った時よりも描画が遅くなります。これは致し方ないことですが、Chromeの高速化をするとかなり改善されます。Litespeed はQUICにも対応しているなど、Chromeとも相性がいいです。ぜひお試しあれ。
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