日本円換算計算機の解説とデータ元
日本円貨幣価値換算計算機は経済全体の物価変動を知るためにつくった計算機で、GDPと戦前企業物価指数を利用しています。
使い方は金額と年を2か所に入力するだけと簡単。
戦後10年ほどの期間は消費者物価よりも大きな数字が出る傾向にあります。
GDPデフレーターは投資なども含む全ての経済活動を扱うのに対し、消費者物価指数(CPI)は消費者基準でのモノとサービスについての指標です。
分かりやすく言うなら消費者物価指数は一部、GDPデフレーターは全部を比較するものです。
またGDPデフレーターはパーシェ算式、消費者物価指数はラスパイレス算式という異なる計算式を用いています。
この二つは大きな違いが出るため、消費者物価指数を計算機もつくりました。
利用したデータ
昭和31年(1956)から平成28年(2016年)はGDPデフレーターと実質GDPをもとに物価変動を算出しています。
1902年から1955年までは戦前基準企業物価指数をつなげています。
明治時代までさかのぼれる「戦前基準指数」は、国内品(国内で生産され、国内向けに出荷された商品)だけでなく、輸出品、輸入品も含む概念であるため、その動きには、海外需要の増加による輸出品価格の上昇など、国内要因以外の様々な要因が反映されています。
上のリンク先ページより
戦前基準国内企業物価指数とGDPデフレーターとつなげたため、1955年以前とは違いが生じます。
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