ハチミツを飲むと喉が痛くなる その原因とは?

生活

はちみつ

喉が痛い時に飲むといいとされるはちみつなんですが、スプーンですくってそのまま飲み込むと痛みを感じることはありませんか?

ハチミツの殺菌・抗菌作用で喉の痛みを抑えたくて口にしたのに、喉がヒリヒリするような痛さに見舞われる。
納得がいかないですよねw

ハチミツを飲んだ時に生じる痛みの原因は浸透圧によるものだと考えられます。
ねっとりするほど糖度の高いハチミツが、濃度の低い喉の粘膜の水分を奪うために刺激を感じるわけです。

この痛みはハチミツが喉を通過する際に一時的に生じるものなので、害はありません。
喉を通過するうちに体内の水分によって希釈されていくので痛みはすぐに収まります。

ハチミツの濃度が薄まっても、ハチミツのもつ抗炎症作用などの喉にやさしい効用は変わらないので気にしなくて大丈夫。

不快感を避けたいのなら、はちみつを口に含んだ状態で唾液で薄まるのを待つか、紅茶などに入れて飲むと刺激を抑えることができます。

喉が刺激されるほどの浸透圧があるということは

はちみつ

浸透圧とは濃度の違う液体の間で生じる現象で、濃度が低い側の水分が濃度の高い方に移動して濃度を下げる性質のことです。
高校で生物や化学を選択していた人にはおなじみの現象かもしれませんね。

料理の素材を濃度が高い液体につけることで水分を抜くテクニックは、この性質を利用しています。

蜂蜜や羊羹といった糖分が多いもの、あるいは塩漬けが常温でも腐ったり傷んだりしないのは、塩や砂糖の濃度が高く、浸透圧によって微生物の水分が吸い取られてしまうためです。
微生物と言えど水分がなければ生きられないため、繁殖するどころか死滅してしまうのです。

ということは、蜂蜜を飲んで喉に痛みが生じたら、ひょっとしたらウイルスや雑菌もついでに始末してくれているかもしれません(科学的根拠のない筆者の考えです)。

アルコールで生じる喉の痛みは害がある

カクテル

余談ですが、喉を通過する時にヒリヒリした痛みを生じるものにアルコールがあります。

アルコール度数の高いお酒を飲むと、喉が焼けるように痛みますよね。

これは喉の粘膜がアルコールによって刺激され、炎症を起こすために生じる痛さです。

きついお酒をよく飲む人の声がかすれてしまう「酒焼け」した声になるのは、炎症を起こしたところが治りきる前に、再び酒が通過してのどを爛れさせてしまうため。

さらにアルコールが回って呼吸が激しくなると、お酒によって傷つけられた粘膜が空気によって刺激されるため痛みが増すことになります。喉が荒れた状態が続くと、元の状態に戻らなくなります。

この状態が続くと食道癌のリスクも上がります。喫煙でも同じように炎症を起こした状態が生じるため、喫煙者と強いアルコールをよく飲む人は食道癌になりやすい傾向にあります。

ハチミツで喉の痛みが出るのは構いませんが、アルコールによる痛みには注意が必要ですね。