『Google 翻訳』の使い方まとめ

2017年9月25日翻訳サービス,アプリ・ネット

Google 翻訳まとめ翻訳精度のよさから高く評価され、お世話になっている人も多い『Google 翻訳』。このページを見てくれている人も活用されていることと思います。

そんなGoogle翻訳ですが、翻訳エンジンには NMT (Neural Machine Translation) と、PBMT (Phrase-based Machine Translation)の2種類があり、アクセス方法・利用方法によって使える機能や翻訳精度に違いがあります。

NTM はニューラルネットワークによる機械学習、いわゆるディープラーニングを利用した翻訳エンジンです。2016年11月に導入されて高評価を得たもの。一方の PBMT は従来型の翻訳エンジン。

Chrome の設定で使えるようになるページ翻訳機能ははおそらく PBMT をつかっています。PC版 Chrome の機能拡張で使えるのも、このPBMTです。

MNT は Google の翻訳サイト translate.google.com で用いられています。

2018年6月に、スマホアプリ版の Google 翻訳で使うオフライン翻訳にも MNT 辞書が導入されたようで、時期によって使える翻訳エンジンが異なるかもしれません。

ここではスマホからの利用とPCブラウザからの利用に分けて、Google翻訳で使える機能を紹介します。

 

スマホから使う

Google翻訳をスマホから使うには3通りの方法があります。

  1. Google 翻訳サイトで
  2. Chromeでの『ページ翻訳』、
  3. アプリでの『翻訳・リアルタイム画像翻訳』

Google 翻訳サイトで使う

パソコンとも共通ですが、普通にウェブブラウザからアクセスして利用します。一番ポピュラーな方法。

利用方法ブラウザで翻訳サイトにアクセス
機能1.文章を入力しての翻訳
2.URLを入力して、対象ページをまるごと翻訳
3.音声入力・出力
いいところ1.MNTで翻訳精度が高い
2.ブラウザーの種類を問わず使える
3.マウスオーバーで対訳が表示される(ページ翻訳)

 

Chromeのページ翻訳機能

Chromeに標準で搭載されている翻訳機能から使います。

利用方法ブラウザで翻訳したいページに移動(翻訳機能をオンにしておく)
機能表示しているページをまるごと翻訳
いいところ1.PBMTなので翻訳精度は若干落ちる
2.外国語のページに移動するだけで言語を判別して翻訳してくれる
不便なところ自動翻訳にするとすべてのページで翻訳されるため煩わしいことも

 

アプリで翻訳

スマホ用アプリを使っての翻訳。iOS版とAndroid版では対応言語が異なることがあります。

利用方法アプリをインストール/起動
機能文章を入力しての翻訳
アプリでの画像認識
音声入力での翻訳、音声出力
いいところ文章を入力しての逐次翻訳の他、音声入力・画像認識が使える
不便なところ翻訳精度がいまいち

StoreGoogle Play で入手StoreAPP Storeで入手

 

パソコンから使う

PCからは次の三通りの方法で利用できます。

  1. Google 翻訳サイト
  2. Chromeのページ翻訳
  3. Chromeの機能拡張翻訳

 

Google 翻訳サイトで使う

スマホと同じようにブラウザからアクセスして使う一般的な方法です。

利用方法ブラウザで翻訳サイトにアクセス
機能1.文章を入力しての翻訳
2.URLを入力して、対象ページをまるごと翻訳
3.音声入力・出力
いいところ1.MNTなので翻訳精度が高い
2.ブラウザーの種類を問わず使える
3.マウスオーバーで対訳が表示される(ページ翻訳)

 

PC版Chromeのページ翻訳機能

こちらもスマホと同じようにChromeに標準で搭載されている翻訳機能から利用できます。右クリックで表示されるメニューの『日本語に翻訳』からも使えます。

利用方法ブラウザで翻訳したいページに移動(機能をオンにしておく)
機能表示しているページをまるごと翻訳
いいところ1.翻訳精度が若干落ちる
2.ページに移動するだけで翻訳してくれる
不便なところ1.自動翻訳にするとすべてのページで翻訳されるため煩わしいことも
2.対訳が表示されない

 

Chrome 機能拡張(Extension)から使う

PC版にはChrome専用の Google 翻訳用機能拡張があります。

利用方法Chrome Store から機能拡張を入手
機能文章を入力しての翻訳
開いているページを翻訳(ページ移動不要)
いいところ1.マウスを文章の上に持っていくと原文がポップアップで表示される
2.ブラウザの右上の機能拡張一覧をクリックするだけと手軽
不便なところPBMTなので翻訳精度がいまいち(ページ翻訳)

 

PC版ならサードパーティーの機能拡張も

パソコン版Chromeならサードパーティーの機能拡張も利用できます。

用途に応じてGoogleの翻訳エンジンの変更とExcite翻訳に切り替えられる、『どこでも翻訳』の使い勝手がいいのでお勧めです。

 

なお、翻訳精度は筆者の個人的な感想です。必ずしも評価が適切とは限らないことをご理解ください。精度の違いはGNMT(Google Neural Machine Translation)の適用された翻訳エンジンと従来の翻訳エンジン PBMT との違いです。

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