賢くなったGoogle翻訳をブラウザ機能拡張で使う
11月12日未明に導入されたGoogle翻訳のニューラルネット機械翻訳(GNMT)の精度が大幅に向上して使えることが分かったので、使っているブラウザすべてに導入してみました。
説明なんかなくても使えるよ!とは思うんですが、対訳表示の部分で悩んだことがあるのでメモがてら書いておきます。
グーグル翻訳は優秀ですが、サイトに移動しての翻訳と機能拡張では翻訳エンジンが違うため、翻訳結果も異なります。詳しくはGoogle翻訳機能拡張とサイト翻訳の精度を比較をご覧ください。
Google翻訳の機能拡張を導入するメリット
- 右クリックのコンテキストメニューからGoogle翻訳ページに移動できる
- 選択した範囲の英訳をポップアップウインドウで表示させられる
- ページ全体翻訳の際、パラグラフごとに元の文章を表示させられる
1と2だけでも便利ですが、3の原文表示が意外と便利。
ブラウザの Google翻訳機能でページ翻訳を行った場合、訳出した文だけが表示されて元の文が表示されません。そのため原文との比較がめんどくさい。
機能拡張を使えば、訳文の上でクリックすると元の文がポップアップで表示されるようになります。これがあるとないとでは大違い。翻訳精度が高くなったとはいえ、元の文章を確認したいことも多いですからね。
Google翻訳機能拡張の導入(Chrome,Vivaldi)
VivaldiはChromeと同じ機能拡張を使えるので手順はまったく同じで、Chromeウェブストアからインストールするだけです。
設定
設定は、Google 翻訳機能拡張をインストールすると右上に表示されるアイコンより行います。
後々めんどくさくなるので、予めオプション設定で「クリックするとポップアップが開くアイコンを表示する」を選択しておきます。
「すぐにポップアップを表示する」を選択すると、範囲選択するだけでポップアップが表示されるので煩わしいです。外しておくほうが邪魔にならずにすみます。
Google翻訳機能拡張を使う
上の「クリックするとポップアップが開くアイコンを表示する」を設定をしておけば、ドラッグで範囲選択すると、選択範囲の右上にポップアップウインドウを開くためのアイコンが表示されるようになります。このアイコンをクリックすると、訳が表示されます。
「アイコンやポップアップを表示しない」に設定してある場合は、アイコンが表示されません。
その場合は範囲選択をした後、アドレスバー右に表示されているグーグル翻訳アイコンをクリックすれば翻訳ウインドウが開くきます。
ページをまるごと訳したい時
ページをまるごと訳したい時は、訳したいページを表示してからアドレスバーの右側に表示されているGoogle翻訳アイコンをクリックします。
表示されたポップアップウインドウの「このページを翻訳」をクリックすればページが翻訳されます。
ここで翻訳したページには英文と日本語の対訳が表示されませんが、文字の上にカーソルを合わせると、センテンスごとに原文が表示されます。マウスカーソルをセンテンスに合わせるのに手間はかかりますが、ページのレイアウトが崩れず、比較しやすくなっています。
まとめ
これまでは文章翻訳の精度が低かったため、機械翻訳を使うくらいなら英文で読んだ方が早いと思ってGoogle翻訳はインストールしていませんでした。
しかし状況はGNMTの導入で一変、なくてはならない存在になりました。やはり翻訳サービスは翻訳精度がすべて。
いくら機能拡張の使い勝手がよくても翻訳が悪ければ使えないし、精度が上がれば便利になる。当然と言えば当然ですが、機械翻訳は翻訳精度が命だなと実感しました。
ただ Google 純正の機能拡張は翻訳方法に制約があるので、通常のGoogle翻訳を利用したい場合は「どこでも翻訳」という機能拡張か、Chrome に内蔵されているページ翻訳の利用をお勧めします。
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