凍結対策失敗!朝起きたら水道管が凍っていた時の対処法
2020年から2021年の冬は、温かいかと思いきや、20年末から全国的に寒い日が続いていて、水道管の凍結も各地で発生しているようです。
氷点下4℃以下になると水道管の水の凍結の恐れが高くなるため、役所やメディアでは、断熱材になるものを巻く方法が紹介されています。
雪国では露出している水道管にカバーやヒーターを装着しているので影響はないですが、普段あまり凍らない無防備な地域では対策が必要です。
基本的な凍結防止法
凍結防止のしかた
水道管に保温材を巻きます。じゃ口が破損しやすいので、上部まで完全に包んでください。保温材は、身近なものとして毛布や布があります。保温材の上からビニールなどを巻いて、保温材がぬれないようにしましょう。
断熱材になるものを露出している水道管に巻き付けるというもの。
配管用保温チューブ用のキャンバステープがあれば、曲がりくねった給湯器の配管も断熱できます。
一般的な凍結防止法
水道管を覆うのが面倒だったり手元にちょうどいいものがないときは、水をチョロチョロ出しておくのが一番楽です。
水を流しっぱなしにする時はポタポタではだめで、もう少し多めにチョロチョロと水流が僅かに見えるくらいは出すようにするんだそうです。
流す水の量は気温によるので、その辺は適宜にと、雪国の友達からは突き放されました。
公的機関であまり紹介されていないのは出しておく水の量が条件によって変わるからかもしれません。
朝起きてお湯がすぐ出てほしいなら、給湯器分も出したほうがいいです。
対策はしておいたのに、それでも凍ってしまったら。
蛇口が凍結してしまった時の対処法
水道管や蛇口に直接熱湯をかけると破裂する恐れがあり、大変危険ですのでやめましょう。凍結した部分にタオルなどを巻き、ぬるま湯をかけるようにしてください。
ドライヤーやハロゲンヒーターなどを利用するのも、安全で便利です。解凍の際は、水道管の破損や火災に注意して行ってください。
熱湯は破裂の危険があるので絶対ダメ。
熱すぎるお湯をかけると、内側は冷たいままなのに外が熱くなって外側だけが膨張するためです。
じゃあどうするか。
- 必要がないなら溶けるまで放置
- ぬるま湯をかけるなど、何らかの方法で温める
という2択です。
お湯が出ないのなら外にある給湯器が怪しいので確認。
給湯器の配管が凍っていたら、露出している根元からお湯をかけるべし。
たぶんこれで使えるようになりますが、中の配管が凍っていたら諦める。
水道管が破裂したら
自然に破裂する原因は、水道管の中の水の膨張によるものです。
水が凍ると体積が増えるため、菅がその圧力に耐えきれなって破裂します。
水抜きは水が凍って出なくなるのを防ぐだけでなく、中に水がない状態にすることで破裂を避けることができるんですね。
運悪く破裂したら
運悪く水道管が破裂したら、まずは止水栓を止めます。
止水栓の場所が分からなければ、とりあえず水が床に滴らないようにします。
そして自治体の水道課に連絡。マンションなどの賃貸なら管理会社でもOK。
気になるのが修理費用ですが、どこが傷んだかによるので状況次第だそうです。
保険は効く?
通常の火災保険では水道管の破裂は補償されませんが、水漏れや盗難などもカバーする『住宅総合保険』なら補填されます。
ただし、パッキンのみの損壊やマンションの共用部分などの専用水道管の修理費用は支払条件には含まれないなど、細かな制約があります。
寒い地域なら水抜きをしたり水道管用ヒーターを準備しているでしょうけれど、普段はさほど冷えこまない地域ではそういう備えはないですよね。
役所では推奨していないのかもしれませんが、よほど寒くならないかぎり水ちょろちょろで回避できるんじゃないかな。
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