痩せたいならカロリー摂取量より食事を摂る時間に気をつけるべき 研究で明らかに
ネットでもメディアでもあふれるダイエット情報。
研究データに基づいた情報ですら結果は相反する情報も多々あります。いったいどれを信じたらいいのか、と思うことが多々ありませんか?
そんななか、カロリー制限よりも、食事をする時刻が減量に大きく影響をあたえるという研究を英紙THE SUNが報じました。
⇒It’s what time you eat NOT how many calories you gorge on that makes you fat
要点は次の3点
- 活動時間にカロリーを消費するのが一番ダイエットの効率がいい
- カロリー制限よりも、食事を摂る時刻が重要
- 睡眠時間も影響
食事の時刻の重要性は、南テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターのマウスを用いた最近の研究で明らかになったものです。
研究では餌に含まれるカロリーを減らした群、制限をかけない群に分け、さらに餌をやるタイミングを昼・夜に分けて実験を行いました。
カロリーを減らした餌を昼間に与えた群だけが体重を減らす結果になり、夜に餌を与えた群では餌に含まれるカロリーに関わらず肥満に繋がりました。
この研究の筆頭著者、ドクター・ジョセフ・タカハシは、「人間に当てはめるなら、減量は起きて活動している時間にカロリーを消費するとダイエット効率がよくなる」「夜中の誤った時刻に餌を食べたマウスは減量に結びつかなかった」と語っています。
さらにカロリーを減らした餌を昼に与えられたマウスの食べるスピードは他の群より早く、昼間に活発になったとしています。
一方の夜中に餌を与えられた群は、与えたカロリーの量に関わらず、いずれも夜中に活発となり慢性睡眠不足になっていることも示しています。
睡眠不足が肥満に結びつくという研究結果はいくつもあります。活動時間でないためにカロリー消費ができないことと睡眠不足との二つの要因が重なるため、カロリー制限をしても体重が減らなかったものと考えられます。
「寝る前に食べない」「規則正しい食事を摂る」はダイエットでは昔から言われていたことですが、それが裏付けられたことになります。
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