ブラウズが快適になる Chrome 機能拡張(Extensions)

2018年1月11日ブラウザ

Chrome-extension-speed-daial-2

世界では6割以上のシェアをほこり、いまもなお数字を伸ばし続けているPC用 Google Chrome。シンプルで使いやすいのですが、初期状態では最低限の機能しかないため機能拡張は必須。

というわけで、これを入れたら絶対ブラウズが快適になる!という機能拡張を紹介します。

機能拡張はメモリを食うので入れ過ぎにはご注意あれ

マウスジェスチャー

マウスの動きでブラウザーを操作

chrome-extension-mouse-gestureマウスジェスチャ

マウス操作だけでページの戻る・進む・タブを固定ができるようになるマウスジェスチャーエクステンションです。右クリックしながらドラッグすると、その動きに割り当てた機能が実行されます。

マウスの右クリックをしながら左移動で「戻る」、右移動で「進む」、上移動で「タブを固定」に割り当てるだけで効率が全く変わります。とくに「タブを固定」は通常ではタブを右クリックして選択しないといけないため結構面倒。しかしマウスジェスチャーで「上」に割り当てると1アクションでタブをまとめることができてスッキリします。

タブの固定とはタブを右クリックして「タブの固定」を選択すると、タブの文字が消えてアイコンだけのシンプルな表示となって一番左に移動する。Ctrl + 数字 でのタブ移動がしやすくなるので、何度も参照したいページのタブを固定すると調べ物が効率的になる。

Neater Bookmarks

ブックマークをポップアップで利用できる

Chrome機能拡張

Neater bookmarks は名前の通り、ブックマークが整頓されたかたちでポップアップ表示されます。

階層構造になっているフォルダの切り替えやファイルの移動もスムーズに行えるため、ブックマークがストレスなく使えるようになります。デフォルトのブックマーク管理よりはるかに使いやすいので、増えすぎて管理が困っている人は絶対入れるべし。

ブックマークの検索もできるので、履歴が多すぎてアドレスバーからURLが探しにくいときなどにも重宝します。

Don’t Close Window With Last Tab

全てのタブを閉じてもウインドウを維持する

Chrome Extension Don't Close Window With Last Tab

Chrome はタブをすべて閉じると Chrome 自体が閉じてしまいます。機能拡張 “Don’t Close Window With Last Tab" を使うと、タブを全て閉じても Chrome のウインドウは維持することができます。ようは最後の1つのタブを閉じても Chrome は残るということ。

仕組みとしては単純で、タブが1つだけになると左端に中身のない「固定タブ」が作られます。最後のタブを閉じようとしても、その固定タブが邪魔をして閉じさせず、自動で新規タブを開くというもの。新しいタブを複数開かないようにする設定もあるので、使い勝手がよくなります。

例外として、マウスの中クリックを使ってタブを閉じると、固定タブが作られないためにうまく機能せず、ウインドウが閉じてしまうこともあります。

Tab Suspender

タブのメモリを自動で開放する

Chrome Extension 機能拡張 Tab Suspender

Chrome は初期状態では軽いですが、タブを大量に開くと動作がもたつくようになります。特にメモリの少ないノートだと、調べ物をしているといつのまにやら重くなっていることがあります。タブが多くなると重くなることに加え、目当てのページを開いているタブを探すのにも時間がかかってしまいます。

“Tab Suspender" は、指定時間が経過すると、使っていないタブのメモリを開放してくれます。さらに一定のタブ数を超えると自動で閉じて履歴に保存する機能もあるため、開いているタブ数を気にすることなく調べ物ができます。

後述する “OneTab" でもタブをまとめることはできますが、"Tab Suspender" はホワイトリスト登録もできるため、自動化の度合いが高くなっています(Tab Suspender の使い方・設定)。

Speed Dial2

新規ページに表示されるブックマークを好きなものに置き換える

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Speed Dial2 は OperaやVivaldiではおなじみのスピードダイヤルを設置する機能拡張です。

フォルダを作成してまとめるれば、よく利用するページへのアクセスが簡単に。タブを閉じた履歴も保存されるので、タブリサイクラーの役割も果たします。

「シークレットウインドウで開く」が使えなくなるのが難点。

Clear Cache

ボタン1つでキャッシュ削除

ページが上手く表示されない時に必要となるキャッシュ削除をボタン1つでできるようになる機能拡張。利用しているサービスのアップデートでブラウザーのキャッシュ削除するよう求められた時にも重宝します。

アプリケーションキャッシュキャッシュだけにチェックを入れておくと、パスワードやクッキーは削除されないので便利。

Evernote Web Clipper

ウェブページをEvernoteにクリップ

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EvernoteにWebページをクリップするための機能拡張。スマホ版と違い保存する範囲の指定やタグ設定できるため効率的に収集できる。

Save to Pocket

「後で読む」のPocketに保存

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「後で読む」ためのサービスPocketでの共有するための機能拡張。おなじみといえばおなじみですね。

Black Menu for Google

Googleのサービスにボタン一つでアクセス

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GmailやGoogle翻訳などのGoogleサービスに直接ジャンプするメニューが表示されるようになります。ページを開かずに(移動することなく)サービスを利用できるので、カレンダーをチェックしたいときにはとくに重宝します。

メールやドライブ、カレンダーを利用しているなら入れておくべし。

OneTab

開いているタブをひとまとめに

Chrome機能拡張extensions

OneTabのボタンをクリックすると、開いているすべてのタブを1つにまとめてくれます。増えすぎたタブの整理だけでなく、メモリの開放も行うため重さの改善にも役立ちます。

デメリットとしては、メモリを開放するためページの内容が保持されないことがあります。保存されるのはURLのみのため、タブにアクセスするとあらためてページがリロードされます。入力中のフォームやブログなどの内容も消えてしまうので、使い時には注意が必要です。

Full Page Screen Capture

ページ全体をキャプチャ

Chrome機能拡張extensions

縦長のページの画面に表示されない部分も含めて全体をキャプチャできるので、規約や注意事項などを保存する時に活躍します。

キャプチャが終了すると画像編集のページが表示され、「ダウンロード」をして初めてディスクに保存されます。ダウンロードをする前にトリミングをしたり、破棄もその場でできるので非常に便利。

自動でスクロールして画像を取得するため、いきなり動き出して最初は驚くかも。

どこでも翻訳 Translate Anywhere

翻訳機能拡張の決定版

どこでも翻訳を使うと、ページ全体翻訳と部分翻訳の検索エンジンをGoogleとExcite翻訳から選択できるようになります。

ポップアップ上で分節ごとの翻訳をしたり、Googleのページ翻訳を行ったりがこの機能拡張1つでできるようになります。特筆すべきはGoogleの検索エンジンも選べるということ。

Googleのページ翻訳でも使うエンジンによって翻訳精度が異なるので、使い分けできるのは非常に便利。